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世界の競馬、日本の競馬

競馬を20年以上見ている僕が思い出のレースや予想、国内海外の競馬ニュースを紹介します。

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ブリーダーズカップクラシックを制したアロゲートは「アンブライドルズソング産駒最後の大物か?」



米二冠馬で今年のドバイWC勝ち馬のカリフォルニアクローム(California Chrome)が人気を集めたブリーダーズカップクラシック

レースはカリフォルニアクロームが軽快に逃げる展開。ここまで5連勝と好調のカリフォルニアクロームがこのまま逃げ切るかと思われた最終コーナー。3番手につけていた2番人気のアロゲート(Arrogate)がコーナーを利用して2番手に。この場面、スミス騎手上手いなって思いました。スミス騎手、今年で51歳かー。凄いな。

そしてジリジリとカリフォルニアクロームに迫り、かわしたところでゴール。アロゲートが見事半馬身差で勝利。カリフォルニアクロームと3着との差は11馬身近い差があり、最後のアロゲートとカリフォルニアクロームとのマッチレースは見応えありましたね。

アロゲートは今年の4月にデビューし、初戦は3着に破れましたが、その後5連勝。前走トラヴァースSで初めてのG1勝ちし、その勢いのままダートの頂点につきました。トラヴァースSも2着に13馬身半の差をつけての圧勝だったし、来年はダートのビッグレース総ナメもありうる?

アロゲートの父はアンブライドルズソング。アンブライドルズソングの騎手もM・スミスでしたね。数多くのG1馬を輩出し、2013年に亡くなったアンブライドルズソングですが、最後にとてつもない大物を産み出したかもしれない。偉大な種牡馬だ。



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マイネル総帥岡田氏が「この馬で英ダービー」と意気込む注目のコスモスがデビュー戦を9馬身差圧勝



マイネル軍団総帥岡田繁幸氏期待のコスモスが川崎でデビューし、9馬身差の圧勝劇を披露しました。夏に体調崩して危ない状態だったという話ですが、そこから体勢を整えてようやくデビュー。まだ本調子からはほど遠いかもしれませんが、それでもこの走り。岡田さんがイギリスダービーに登録する気持ちがわかるような気がします。

コスモスの父は地方の雄として中央馬と激闘を重ねたフリオーソ。母のカーラは未勝利のまま繁殖入りした馬だけど、血統的には父ゴールドアリュール、母は重賞ウィナーのパルブライトという筋の通った血統。しかしフリオーソの仔でイギリスダービーとか夢があるなぁ。年末には中央の芝レースを使うようなので、そこで芝適正を見極めたいところ。



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14戦無敗で引退したフランケルの初年度産駒ミスエルテが大物感たっぷりの走りでファンタジーSを勝利



今日は東京競馬場に行きまして、京王杯2歳Sなんかを観てきました。ところで昔は「京成杯」だったよなぁと調べたところ、98年から「京王杯」になったみたい。ちなみに最後の「京成杯」を勝ったのはグラスワンダー。

さて、京王杯はモンドキャンノが勝ちましたが、僕は9番人気のタイセイブレークからワイドで流していたのでハズレ。でも3着のディバインコードにハナ、クビ差の5着にきてたので惜しかったなぁ。

京王杯の馬券を買ったところですっかりと存在を忘れてしまっていた京都メインのファンタジーS。どうやら大物が出現したらしい。その名はミスエルテ。父はあの欧州を席巻したフランケル(Frankel )。フランケルは今年の2歳が初年度産駒になるんですね。

ファンタジーSでミスエルテはまさかの出遅れ。しかし、中段まで進出してレースを進めると直線では持ったままでスーッと先頭に。そのまま2着に1馬身以上の差をつけて快勝。出遅れを物ともしない実力、馬込みで揉まれながらも動じないタフさ、そして持ったままで抜け出す末脚。どれを取っても大物。これは相当強そうだ。

こうなると来年のクラシック制覇を期待しちゃうし、何なら凱旋門もあり得るんじゃないかとさらに妄想が膨らむ。しかしおそらくメディアなどでは「距離はどうか?」という議論になるんじゃないでしょうかね。父のフランケルはマイルの絶対王者だったので、そういう議論は想像がつく。

フランケル
はデビューから連戦連勝。14戦14勝(G1 10勝)と無敗のまま引退した2010年代を代表する名馬。デビュー以来2着馬につけた着差は合計76.25馬身。もう強過ぎでした。そんなフランケル。14戦中12戦がマイル以下のレースだったこともあり「マイラー」のイメージが強い。しかし13戦目のインターナショナルSは2,100mで、しかも2着に7馬身差の圧勝だったし、引退レースのチャンピオンSも2,000mながらも他馬を寄せ付けない勝利だったので、完全にマイラーというわけではないと思う。血統的にも父ガリレオ(Galileo)なので2,400mは守備範囲のはず。

そんなわけでミスエルテもマイルでは終わらないんじゃないかなーと思ったのですが、母系のダート早熟スピード血統をみたらなんとも不安な気持ちに…。でもミスエルテの今日の走りなんかフランケル感あったし、父系に似ればオークスもいけるんじゃないかな。とにかくいろいろ期待をさせてくれる走りっぷりでした。



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