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世界の競馬、日本の競馬

競馬を20年以上見ている僕が思い出のレースや予想、国内海外の競馬ニュースを紹介します。

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【競馬関連ブログのおすすめ記事】

ノベンバーSで最後方から追い込んで2着に入ったラヴィエベールに注目



土曜日に東京競馬場に行ってたんですが、その中で印象に残ったのがノベンバーSに出走していたラヴィエベール。ここまで4戦して3勝、2着1回という完璧な成績。勝った3つのレースではいづれも最速の上がりを記録している追込み馬。これは僕の好きなタイプだ!と人気ではあったもののラヴィエベールからの馬連を購入(馬単じゃないとこがアレですが笑)。

前半1,000mを61秒というちょっと遅いペースながら、ラヴィエベールは出遅れもあり最後方を追走。「いやー、ちょっと後ろ過ぎるんじゃないかー」と思っていたのですが、そのまま最後の直線に。ここでついにラヴィエベールのエンジンに火が吹き始め、一頭二頭と抜いていく。しかし、相当先頭とは差がある。

僕の前を馬群が通り過ぎた時は「これは届かない」と思ったのですが、脚色落ちずに抜け出したトルークマクトに迫り、ゴール。ギリギリ届いたかどうか…という際どい勝負に。結果ハナ差で2着でしたが、あの末脚はなかなか印象的でした。このレースでも最速の上がりを記録。もう少しペースが速ければ差し切れたかもなぁ。あと出遅れ。

追込み好きの僕としてはラヴィエベールを覚えておこうと思います。



【競馬関連ブログのおすすめ記事】

14戦無敗で引退したフランケルの初年度産駒ミスエルテが大物感たっぷりの走りでファンタジーSを勝利



今日は東京競馬場に行きまして、京王杯2歳Sなんかを観てきました。ところで昔は「京成杯」だったよなぁと調べたところ、98年から「京王杯」になったみたい。ちなみに最後の「京成杯」を勝ったのはグラスワンダー。

さて、京王杯はモンドキャンノが勝ちましたが、僕は9番人気のタイセイブレークからワイドで流していたのでハズレ。でも3着のディバインコードにハナ、クビ差の5着にきてたので惜しかったなぁ。

京王杯の馬券を買ったところですっかりと存在を忘れてしまっていた京都メインのファンタジーS。どうやら大物が出現したらしい。その名はミスエルテ。父はあの欧州を席巻したフランケル(Frankel )。フランケルは今年の2歳が初年度産駒になるんですね。

ファンタジーSでミスエルテはまさかの出遅れ。しかし、中段まで進出してレースを進めると直線では持ったままでスーッと先頭に。そのまま2着に1馬身以上の差をつけて快勝。出遅れを物ともしない実力、馬込みで揉まれながらも動じないタフさ、そして持ったままで抜け出す末脚。どれを取っても大物。これは相当強そうだ。

こうなると来年のクラシック制覇を期待しちゃうし、何なら凱旋門もあり得るんじゃないかとさらに妄想が膨らむ。しかしおそらくメディアなどでは「距離はどうか?」という議論になるんじゃないでしょうかね。父のフランケルはマイルの絶対王者だったので、そういう議論は想像がつく。

フランケル
はデビューから連戦連勝。14戦14勝(G1 10勝)と無敗のまま引退した2010年代を代表する名馬。デビュー以来2着馬につけた着差は合計76.25馬身。もう強過ぎでした。そんなフランケル。14戦中12戦がマイル以下のレースだったこともあり「マイラー」のイメージが強い。しかし13戦目のインターナショナルSは2,100mで、しかも2着に7馬身差の圧勝だったし、引退レースのチャンピオンSも2,000mながらも他馬を寄せ付けない勝利だったので、完全にマイラーというわけではないと思う。血統的にも父ガリレオ(Galileo)なので2,400mは守備範囲のはず。

そんなわけでミスエルテもマイルでは終わらないんじゃないかなーと思ったのですが、母系のダート早熟スピード血統をみたらなんとも不安な気持ちに…。でもミスエルテの今日の走りなんかフランケル感あったし、父系に似ればオークスもいけるんじゃないかな。とにかくいろいろ期待をさせてくれる走りっぷりでした。



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ダート転向後無敵の6連勝でJBCクラシックを制したアウォーディーの母ヘブンリーロマンスはアメリカからダート有力馬を続々と輩出中



今日は川崎競馬でダートの祭典JBCが開催されました。そのメイン競争であるJBCクラシックでは2番人気のアウォーディーが完勝。鞍上の武豊騎手はこれでJBCクラシック8勝目。今回で16回目なので、そのうち半分は武豊が勝ってるなんて、もう凄いっすね笑。

アウォーディーはこれで通算10勝目(32戦)。母は2005年の天皇賞(秋)でゼンノロブロイ、ハーツクライなどを差しおいて14番人気で勝利をおさめたヘブンリーロマンス。ヘブンリーロマンスとジャングルポケットという良血ながら、デビューしてからなかなか良い成績をあげられないでいました。デビュー以来ずっと芝レースを使われてきましたが、デビューから26戦目の1,600万下ジューンSで3着惜敗。やはりこのまま芝では限界があるなーと感じたのか、陣営は次のレースにダート戦を選びます。

去年の9月、1,600万下のオークランドRCTで武豊を背に初のダート戦に挑みます。そこで見事に勝利すると次走に重賞シリウスSを選択。未知の力を感じたのか3番人気に支持されます。レースでは2着に0.5秒差をつける圧勝。ダート2連勝で重賞馬になりました。

休養挟んで初の地方遠征となった名古屋大賞典では2着に2.4差の圧勝。アンタレスS、日本テレビ盃も勝ち、ダート転向後5戦5勝。一躍ダート界のニュースターとして確固たる地位を得ました。今日のJBC勝利でG1ホースの仲間入りを果たし、ダートの新星からダートの新王者の地位に登り詰めました。今日の勝ち方は見事だったし、今後はダートの絶対王者にむけて連勝を重ねていくのでしょうかね。

アウォーディーの母ヘブンリーロマンスはジャングルポケットの仔を受胎したまま、2010年からアメリカに渡って繁殖生活を送っていますが、アウォーディーはその受胎してたジャングルポケットの仔。アメリカ生まれのためマル外扱いなんですね。

「アメリカに渡って繁殖生活」みたいなケースって期待外れになっちゃったりするケースも多そうなイメージなのですが、ヘブンリーロマンスの場合、米国での繁殖最初の仔であるアムールプリエ(父Smart Strike)はエンプレス杯連覇など交流重賞5勝。2013年に産んだラニ(父Tapit)はUAEダービーを勝ち、米三冠全てに出走し、ベルモントSでは3着に入る活躍。現2歳のキエレ(父Distorted Humor)はまだデビュー前だが、なかなか期待されてるみたい。渡米後に種付けした種牡馬はダート得意な馬ばかりなので仔もダートというのはわかるけど、アウォーディーの父は芝向きのジャングルポケット。ヘブンリーロマンスは芝で良績を残してきた馬だけど、ダートの能力を秘めた血統なんだろうな。




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