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世界の競馬、日本の競馬

競馬を20年以上見ている僕が思い出のレースや予想、国内海外の競馬ニュースを紹介します。

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内田の好騎乗も冴えた皐月賞



皐月賞は、僕の本命ワールドエースが大外を回されて2着が精一杯だった・・・。勝ったのはゴールドシップ。内田騎手も見事な騎乗でした。さすが。

ゴールドシップの血統ですが、父は今やディープインパクトと並ぶサンデーサイレンス直仔種牡馬と言えるステイゴールド。母の父はメジロマックイーン。この配合はドリームジャーニー、オルフェーヴル兄弟と同じ。よほど相性が良いんだろうな。種牡馬としては成功しなかったマックイーンがこういう形で復権するなんて、とても嬉しい。

母系は懐かしい名前ばかり。プルラリズム、トライバルチーフなどなど。辿っていくと下総御料牧場の基礎輸入牝馬に行きあたるというロマン。



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ハンセン敗れる!ブルーグラスSはAWの新鋭が勝利



オールウェザーの1,800mで行われたブルーグラスSは2歳王者ハンセン(Hansen)をゴール直前でかわしたデュラハン(Dullahan)が勝利。またしても勝ちを取りこぼしたハンセン。本番はどうなんでしょうか。

デュラハンは昨年ブリーダーズフューチュリティSを勝ったG1馬で、BCジュヴェナイルではハンセンの4着に破れていました。これまで2勝全てオールウェザーで、ダートだと今ひとつ成績は芳しくない。ちなみに芝でもそこそこ走る万能型だが、やっぱりAWが一番良さそう。

デュラハンの父はアンブライドルズソング(Unbridled's Song)の仔イーヴンザスコア(Even the Score)、母の父はミスプロ系のスマートストライク(Smart Strike)なのでダートも問題なさそうなんだけどね。切れる末脚が武器なので、スピードがでるAWの方が良いってことかな。



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豪州史上最強スプリンター「ブラックキャビア」



2011年のトップレイティングホースで共にデビュー以来無敗の2頭の直接対決が実現かもしれない!と盛り上がっているようです。その2頭とはご存知フランケル(Frankel)とブラックキャビア(Black Caviar)の事です。フランケルは9戦9勝、ブラックキャビアは19戦19勝。凄すぎる成績ですね・・・。英国遠征を行うブラックキャビアとフランケルがサセックス(芝8F)で激突の可能性があるそうなのです。その辺りのことは合田さんのブログをご覧ください。


さて、このブラックキャビアですが、これまで19戦19勝と完璧な成績。一度だけ1,400mのレースを使った事がありますが、その他は全て1,000mと1,200mという生粋のスプリンター。一般的に着差のつきにくいスプリント戦ですが、ブラックキャビアがこれまで19戦でつけた2着馬との着差は合計で約64馬身。単純計算で毎回3馬身以上の着差をつけて勝っているわけで、その強さは異次元レベルと言えるでしょう。

血統を見ると、父はオーストラリアの名種牡馬Bel Espritで、その父は日本でもお馴染みのロイヤルアカデミー。ロイヤルアカデミーは基本的にはマイラーを多く輩出した種牡馬です(オスカーシンドラーのような例外はいるけど)。母系は母の父がDesert Sunで、名前からわかるようにダンチヒ系快速馬のGreen Desertの仔。またオーストラリアの伝説的スプリンターVainの3×4のインブリードがある。やはり血統的にはスプリント専門でマイルは少し長い気もする。

もはや「生ける伝説」となっているブラックキャビア。英国でも勝てるのか?どこまで連勝を続けるのか?と興味は尽きません。楽しみです。



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