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「完全芝向き血統」新種牡馬タートルボウル産駒がダートで良績という謎現象 今年のファーストシーズンサイアー(新種牡馬)ランキングを見てたのですが、総合トップはルーラーシップ。キングカメハメハ×エアグルーヴという超良血だけあって、さすがの成績。5歳時が一番成績良かったルーラーシップだけに、これから産駒が年齢を重ねていけばもっと良くなるかもしれない。地方リーディングはフリオーソ。先日取り上げたコスモスも強かったし、父ブライアンズタイムの後継者は意外とこの「地方の雄」フリオーソになるかも?さてそんな中、総合8位にランクインしているタートルボウルという種牡馬に注目してみました。タートルボウルは現役時代G1シャンプラ賞を勝ち、G1イスパーン賞2着くらいの一流半くらいの成績を残したマイラー。引退後はフランスで種牡馬入りし、多くない初年度産駒から仏2,000ギニーを制したルカヤン(Lucayan)、仏クリテリウムアンテルナシオナルを制したフレンチフィフティーン(French Fifteen)を輩出。そして社台が購入し、2012年暮れに社台スタリオンステーションに。初年度は100頭以上に種付けし、翌年からも80頭台とコンスタントに種付けしてるみたい。種付け数、種付け料から社台的にはわりと期待してるような感じもしなくもない。フランス時代の実績もあるし、ノーザンダンサー系の異流ナイトシフト系なのでたくさんいるサンデーサイレンス系との相性も良い。タートルボウルの父ダイヒムダイアモンド(Dyhim Diamond )は独仏のG3を勝ったくらいの二流スプリンター。タートルボウルはマイラーなので父似ではあるが、ダイヒムダイアモンドの代表産駒のバナビー(Bannaby)はフランスの距離4,000mのカドラン賞や2,400mのマドリード大賞を勝ったステイヤー。よくわからない。タートルボウルの血統表を見るとやっぱり芝向きだよなーという印象しかないんだけど、2歳のこれまでの成績を見ると謎にダートで良績を残してる。門別の重賞サッポロクラシックCを勝ったフライングショットや中央500万下プラタナス賞2着のラバピエスなどなど。どう考えてもダートに向いてるとは思えないタートルボウル。これはスタミナ豊富だけどスピード勝負だと厳しく、結果的にダートで良い成績を残してるという感じなのではないかなと思ってる。今後産駒がどんどんデビューしてくれば統計的にももっとわかってくることが増えてくると思うので、今の成績で「タートルボウルはダート向き」とするのは時期尚早。タートルボウルの動画を見てるとチャカチャカとしてて気性的にはうるさいのかもしれないけど、眼はなかなか良いものがある。こういう眼の馬は好き。だいたい気性悪いんだけど笑。 http://keiba.mamagoto.com/Entry/294/「完全芝向き血統」新種牡馬タートルボウル産駒がダートで良績という謎現象 【競馬関連ブログのおすすめ記事】
英愛新種牡馬ランキングが熱い 年の瀬なのでリーディングサイアー争いが気になるところですが、英愛は見なくても「どうせガリレオ(Galileo)だろ」って事で、北米の方を見たらエンパイアメーカー、スパイツタウン(Speightstown)、タピット(Tapit)と順当なようで。というわけで新種牡馬の方はどうかと調べたら熱かった。北米ファーストクロップランキングはヘンリーザナビゲーター(Henrythenavigator)が貫禄のトップ。BCジュヴェナイルターフを勝ったジョージヴァンクーヴァー(George Vancouver)が稼ぎ頭。そしてこのヘンリーザナビゲーターは英愛でも2位につける活躍。フェーニクスSを勝ったペドロザグレート(Pedro The Great)などヘンリーザナビゲーター譲りのスピードと仕上がり早さを活かしての活躍。そんな英愛新種牡馬ランキング1位にはニューアプローチ(New Approach)、3位にはレイヴンズパス(Raven's Pass)というランキング。2008年欧州クラシック戦線を争ったライバルがここでも激しい争い。英ダービーを制したニューアプローチ、英愛2000ギニーやセントジェームズパレスSを制したヘンリーザナビゲーター、クラシックではヘンリーザナビゲーターに苦杯を舐め続けさせられたが、最後にQE2S、BCクラシックとライバルを退けて優勝したレイヴンズパス。このライバル関係は種牡馬入りしてからも続いているみたいです。こういうのが競馬の醍醐味ですよね。 http://keiba.mamagoto.com/Entry/184/英愛新種牡馬ランキングが熱い 【競馬関連ブログのおすすめ記事】
北米リーディングサイアーの行方が気になる季節 ブリーダーズカップが終われば、ほぼシーズン終了の北米競馬の現在のリーディングサイアーをみてみたらスパイツタウン(Speightstown)がトップにいた。意外。どちらかというと質より量のタイプだと思う。主要産駒は今年のトラヴァースSで同着という珍しい結果で優勝したゴールデンチケット(Golden Ticket)。スパイツタウンに次ぐ2位にはエンパイアメーカー。2010年にJRAが購入して今は日本にいます。産駒が今ひとつだったのかな。2008年生まれのロイヤルデルタ(Royal Delta)が去年のBCレディースクラシックに勝ったり、今年はボードマイスター(Bodemeister)はアーカンソーダービーを圧勝して(動画)、ダービー、プリークネスSともに2着とこの世代では最上位。アメリカから買い戻しの話とかありそうだな。エンパイアメーカーに次ぐ3位は貫禄のジャイアンツコーズウェイ(Giant's Causeway)。さすが。http://www.bloodhorse.com/horse-racing/thoroughbred-breeding/sire-lists/north-american-earnings http://keiba.mamagoto.com/Entry/172/北米リーディングサイアーの行方が気になる季節 【競馬関連ブログのおすすめ記事】